小さいころ読んだ釣りの本に「釣りは小は大を兼ねる」みたいなことが書いてあった。
具体的になんと書いてあったかまでは覚えていないけど、要はデカすぎる針を使っていては釣れる魚も釣れないし、太すぎる糸を使っていては魚から見切られてしまうというようなことが書いてあった。
いや、書いてあったか定かではないけど、少なくともわたしはそう理解して、ある意味これはわたしの釣りにおける座右の銘というか、格言というか、まぁとにかくこれを基本となる考え方のひとつとしている。
根掛かりということに関しても、小は大を兼ねるのか?
小さいおもりは大きいおもりでは入ることのない小さい隙間にはまり込んでしまうので根掛かりが多くなるのか?
それとも大きいおもりは小さいおもりであればすり抜ける隙間でもすり抜けることができず根掛かりが多くなるのか?
これは正直なところわたし自身よくわからないし、ネット上でもこれを明確に書いてある記事は無いように思う。
また、後で紹介するけど、今回は鉛ではなくタングステンのおもりを採用する。
これについても鉛のほうが隙間にはまったとき変形して根掛かりから脱出できるのか?
それともタングステンのほうが変形しない分、根掛かり回避能力が高いのか?
これもどちらがいいのかわたしにはわからない。
前置きは長くなったけど、昨年、回数的には一番行ったと思うハゼメインの釣り場でサイズは小さいながら、先日、マハゼが釣れているのを見かけた。
そこで、今回はハゼをメインターゲットに使うための少し小さいサイズのチョメリグ的なものを作ってみる。
材料と工具については以前の「チョメリグ的なものの作り方(準備編)」で紹介したものとほぼ変わらないので、新たに使ったものについては都度紹介するとして、ポイントとなるところを説明できればと思う。
nagask-441.hatenablog.com
浮きの部分に使用するナツメ型のしもり浮きはこれまでの7号ではなくひとつ小さい6号にした。
ドリルで孔をあける部分の両端を割れ防止のためやすりで削る。
割れ防止のため小さい径のドリルで孔をあけてから、徐々に孔を広げて最終的には3.2mmくらいでロリポップスティックが通る孔があく。
ステンレスバネ線0.8mmをダイソーの鉄工ドリル刃3.0mmに写真のように巻き付ける。
4~5回くらい巻き付ければいいと思う。
巻き付けた部分を(※写真にはないけど)ペンチでおさえて写真のような形に曲げる。
余分な部分をカットするとこんな感じになる。
ロリポップスティックに作ったバネ線を通して瞬間接着剤で固定する。
熱収縮チューブをバネ線の部分までかぶせて熱湯につけて収縮させる。
そしてバネ線にタングステンのおもりSLIP SINKER 3/32oz(REIN&co.,ltd)を通して、バネ線を適当な長さにカットして、写真のように曲げる。
SLIP SINKERにはビニールチューブが入っているので、わたしはそれを引っこ抜いて使っている。
おもりにバネ線の曲がった部分を押し込んで、いい感じにバネ線を曲げる。
しもり浮きを瞬間接着剤で固定し、ミニなのでロリポップチューブを少し短めにカットして、浮きゴムをかぶせて完成。
一番上が以前作った「チョメリグ的なもの」で、下二つが今回作った「チョメリグ的なものミニ」。
思ったほど小さくならなかったけど、とりあえず使ってみて、バランスが悪いようなら調整しようと思う。
チョメリグってチョメリグ的なものでいうところのロリポップスティックの部分が反る方向に曲がっているけど、それって必要なのかな?
チョメリグ的なものは何回も使っているけど、曲がっているかどうかはエサ(ジャリメ)の場合あまり釣果に影響しないような気がする。
もう少し使ってみて曲げるかどうか考えようと思う。
とりあえずまだ本物のチョメリグを見たことは無いので、「ミニ」と言えるサイズなのか本当のところわからないんだけどね。