ながしながされ

ナガ氏が、釣り、自転車、料理、アウトドアグッズなどを紹介したりしなかったり

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中の上だけど・・・という話

自転車のパーツ、その中でも主要となる部品のことをコンポーネント、略してコンポなどとも呼ぶんだけど、コンポにはユーザーや目的によっていくつかのグレードに分かれている。
あくまでわたしの個人的な分類だけど、以下のような感じだと思っている。
・プロのトップレーサーが使うような品質も価格もトップの最上級品
・レースに使うには十分といえる性能がある上級品
・レースに使うことも可能だけど上級品より設計を簡素化して安価な素材を使用した中の上クラスの品
・普段使いがメインだけど中の上以上の製品と多少の互換性がある安価な中級品
・中級品以上とは互換性がない下級品

これもあくまで個人的に思っていることだけど、シマノのロード用だと105、マウンテン用だとXTあたりが中の上だと思っている。
それと現行品のシマノでは7速以下のものが中級品以上と構造が異なり、互換性もないものが多いことから下級品に相当するとわたしは思っているので、個人的には7速以下はママチャリ用ということで、スポーツ自転車を購入しようと思う人に7速以下はあまりおススメしない。
シマノ製品を使っておけば間違いないところ、ひねくれもののもののわたしはロードバイクも小径折り畳み自転車もメインのコンポにはほとんどシマノ製品をつかっていないんだけどね。

あいかわらず前置きが長くなったけど、今回、小径折り畳み自転車(DAHON JETSTREAM P8 2007年モデル)をほぼオーバーホールするにあたり、中の上から中級くらいのコンポを使用したんだけど・・・という話。

まずは今回交換したり、調整したりする部分のパーツを取り外した。

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Vブレーキは既に交換済みなので、取り外していない。
取り外し作業自体はそれほど時間はかからないけど、ここまでいろいろ取り外したのは久しぶり。
ちなみに、今回行う主な作業は、以下の通り。
・シフターとリアディレーラ―の交換
・それに合わせてシフトケーブルの交換
・シフトケーブルに合わせてブレーキケーブルの交換
なお、既に交換済みのVブレーキはAVIDのSingle Digit Tiというもの。

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新品として販売されていたけど、おそらく新品完成車から取り外した未使用品と思われるものを安価に買った。
チタン製らしい。
たいていの男子はチタンとカーボンがなぜか好きで、それはオッサンでも変わらない。

今回使用するシフトケーブルとブレーキケーブルは、ALLIGATORというメーカーのもの。

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・SLEEK GLIDE ブレーキ用アウターケーブル(シルバー)×2
・SUPERIOR SHINE ブレーキインナー×2
・SLEEK GLIDE シフト用アウターケーブル(シルバー)
・SUPERIOR SHINE シフトインナー
ブレーキとシフトのアウターケーブルは中級くらいのグレードの品だと思う。
これまでJAGWIREというメーカーのSPORTというやはり中級くらいのグレードのものを使っていて、それと比べると今回のALLIGATORのアウターは、ほんの少しだけ太くて、結構硬い。
取り回しや取り付けの作業において支障があるほどではなかったけど、硬い分だけ巻きグセというか曲がりグセみたいなものが少しあった。
本当は今回もJAGWIREのものを使用したかったけど、好みの色のものを売っているところを見つけられなかったので、ALLIGATORにした。
ALLIGATORのほうが安価なイメージはあって、実際安いんだけど、それだけにちょっと安っぽい感じもする。

同社ではこのSUPERIOR SHINEというグレードのブレーキとシフトのインナーケーブルが一番上のグレードで、他社製品と比較しても高価なので、これは上級品といってもいいと思う。
同社のHPによると「カットの際にもほつれにくい、31本ものワイヤーを編みこんだプレミアムワイヤー」ということだけど、きちんとワイヤーカッターを使用しないとほつれるとは思う。

これまでインナーワイヤーにグリスや潤滑剤を塗ってからアウターに通していたけど、今回は塗っていない。
ネットでは、ケーブルグリスというものが売られているように塗布は必要という情報のほうが多いけど、ほこりがついたり劣化して抵抗になったりするので不要という情報もある。
今回は後者を採用して・・・というわけではなく、実際は単に塗り忘れたんだけど、今更めんどくさいし、今回は塗らないままにしてみる。
ステンレス製なので錆びるわけでもなく、表面処理もしてあるようなので、単なる塗り忘れではあるけど、個人的には塗らないほうがいいとすら思えてきた。

チェーンリングはフロントダブルで、以前、フロントディレーラーをつけていたこともあったけど、変速ピンのない60Tという大径のチェーンリングをわたしのようなシロートの調整ではうまいこと変速させることができなかったので、今は必要に応じて手でかけかえる、いわゆる軍手シフトで対応している。
フロントディレーラーがないので、シフト用ケーブルは1本で足りる。

nagask-441.hatenablog.com続いて、今回取り付けたシフターとリアディレイラーの紹介。
シフターはSRAMのX7という製品。

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このシフターはだいぶ前にモデルチェンジの際、在庫処分のワゴンセールで安価に売っているものを購入した。

リアディレイラーはシフターと同じSRAMのX9という製品。

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これはたまたま中古の良品を見つけて買ってしまったもの。
プーリーが破損していたので、かなり安く買うことができた。

タイトルの「中の上だけど・・・」の「だけど・・・」というのは、ここの部分のことで、現行の「中の上グレード」の製品は、リアのギアは11速が主流のところ、今回取り付けるのは9速なので、2世代くらい前に中級とか中の上くらいのグレードとして売られていたものである。
いずれ使うこともあるだろうと、故障の際の交換用を兼ねて買いためていたもので、使わないうちに世代的にはだいぶ古いものにはなってしまったけど、レースなどの競技に出るわけではないし、普段使いにおいては9速でも全く問題はない。
というか、もし何かの理由でタイムを縮めたり、巡行スピードを上げる必要があったりするならば、もっと自転車に乗るなり、痩せるなりしろという話である。
わたしのレベルでは9速が11速なり12速なりに替わったところで、いきなりスピードアップするというわけでもないしね。

あと、ブレーキについて、まだVブレーキの車種も多く存在しているけど、最近は中の上クラスの車種にはディスクブレーキの採用が増えてきていることから、この部分についても、わたしのDAHONは世代が古いということになりつつあるのかもしれない。

まぁとにかく、乗ってみてから調整は必要だけど、最低限乗ることできるところまで、ひとまずのほぼオーバーホールは完了。

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寒い中、マンションの狭い廊下で変な体勢で作業したので、体のあちこちが痛くなった。
先に公開した記事で、すでにチョイ乗りしたことは書いたけど、まだまだ気になる部分があって、調整が必要なことは確認済みではある。

nagask-441.hatenablog.comこの気になる部分の調整が、結構微妙で、シロートのわたしには結構めんどくさい作業だったりする。
その微妙な調整がサクッとできるかどうかが、自転車屋さんとシロートのわたしの違いで、そこをお金を出して完ぺきにするか、お金をかけずに自分でやって適当なところで妥協するかとなると、結局ケチって自分でやる方を選択してしまう。
本当は一度ショップにまかせてみたいと思う部分がないことも無いけど、お金を払ってわたしの調整とたいして変わらなかったらガッカリしそうで、たぶんショップに調整をお願いすることは無いだろう。