ながしながされ

ナガ氏が、釣り、自転車、料理、アウトドアグッズなどを紹介したりしなかったり

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手作り自転車の話(前編)

毎年、この時期に「ハンドメイドバイシクル展」という自転車の展示会が開催される。
わたしは結局見なかったんだけど、昨年はオンライン開催だった。
今年は、現在のオミクロン株の急拡大前に開催を発表していて、もしかしたらこの状況を鑑みて、直前になっての中止もあるかもと思ったけど、なんとか開催された。

わたしはこのイベントに思い入れはあるんだけど、上で書いたように昨年のオンライン開催は見ていなかったり、開催日を一週間勘違いしていて参加できなかったりと、毎回確実に参加しているという訳ではない。
今回もこのコロナの状況下で参加するか少し迷ったけど、会場は感染症対策をとっているとHPに書いてあるし、自転車で行って、どこにも寄らずにすぐに帰れば、リスクはないかなと思い行くことにした。
このようなイベントに行くこと自体、不要不急だろと言われたら反論はできないけど、そこは上で書いた通り、リスクのない行動をとるということで参加の判断をした。

自転車の自走で品川駅を超えて23区の中心方面に向かうのはずいぶん久しぶりだった。
久しぶり過ぎて道を間違えて、いや自動車なら間違えてはいないんだけど、虎ノ門ヒルズあたりの自転車にとっては無駄なアップダウンを通る道を選択してしまった。
行きの写真とか全然ないけど、会場の「科学技術館」というところまで、40kmほどを一気に走った。
2時間くらいで着くと思ったら、2時間半以上かかって、自分が思う「一気に走った」というほどハイペースではなかった模様。
なお、科学技術館の最寄り駅は、竹橋か九段下で、近くには「大きな玉ねぎ」で有名な「日本武道館」がある。

会場に入ると、1964年東京オリンピックロードレース用予備車が一段高いところに置かれていた。

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たしかこれは何年か前のこの展示会でも見かけた。
毎度代り映えしないという感じもするけど、貴重なものだとも思う。

ここも毎度変わらず、いや進化はしているのかもしれないけど、わたしのような貧乏な庶民には手の届かないことだけは少なくとも変わらないSANO MAGICの木製自転車。

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たしか200万円くらいしたはず。

「TOEI」の東叡社、「SILK」の絹自転車製作所、「CHERUBIM」の今野製作所など、老舗や有名どころのビルダーにはそれなりに人が集まっていた。
出展者と気さくに会話をしている人は、オーナーだったり、オーダー中の人だったりするんだろうなと勝手に予想。
わたしはスルーしてしまったけど、他の人が書いたブログなどを見ると、こういう老舗や有名ビルダーも新しい工夫をした面白そうな自転車を展示していたようだ。

一般的なオーダー自転車はクロムモリブデン鋼(通称:クロモリ)などの鉄が主成分の合金が使われていて、さらに具体的にいうとその合金をカイセイ、タンゲ、コロンバスなどのメーカーがパイプに加工したものを使って、自転車は作られている。
この「WELD ONE OGRE Bicycle」はクロモリなどの鉄の合金ではなく、一般的に加工しづらいと言われるチタンをメインに使っている。

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チタンを使うビルダーがいないわけではないと思うし、Panasonicでもチタンの自転車のオーダーを受け付けているけど、上の小径車などは面白い造形をしていて、かっこいい。

上で「このイベントに深い思い入れはある」と書いたけど、わたしがPanasonicのクロモリのロードバイクをオーダーする際にこのイベントが大きくかかわっていた。
あ、Panasonicの自転車の紹介記事は、下書きに入れたまま、すっかり忘れて、アップしていないや、どうしよ。
ま、いいか。

Panasonicの自転車の紹介はいずれするとして、そのときのイベントについてちょっとしたエピソードを交えて、書き残しておくことにする。

長くなるので記事を分けることにする。

後編に続く