酒飲みは基本、意地汚いと思っている。
なので、わたしは当然意地汚い。
なにが意地汚いかというとお酒に対する執着である。
例をあげるとキリがないけど、例えば飲み放題ならだれよりも多く飲もうとするし、ラストオーダーで限界まで注文しようとするし、同じ値段ならアルコール度数の高いお酒を選ぶし・・・って、単なるアル中か、これ。
っていうか、わたしだけなのかな?
そんなわたしなんだけど、たまたま昨年末から今年の初めにかけてお酒を控えている時期があった。
意地汚いわたしに限ってそんなことはあり得ないはずなんだけど、その時期に買った焼酎やワインなどと一緒の場所に缶ビールを一本だけなぜか置いていて、そのことをすっかり忘れていた。
それが、先日のキャンプ用品をしまう際に発掘された。
これですね。
まだまだ暑い日が続いているけど、暦のうえではもう秋という時期に「冬物語」。
「冬にしか、出会えない」とか書いてあるけど、夏に出会っちゃいました。
さすがにもう飲めないだろと思ったら、一応賞味期限は2024年9月。
飲めるのか、これ?
そりゃもう意地汚いので飲みますよ。
クソ暑いのに、冬物語を飲んでやりますよ。
いや、冬物語自体は好きな味なんだけどね。
普段は家で乾きもののおつまみはほとんど食べないんだけど、キャンプのあまりがあったので、そのサラミとチータラ、あとは冷ややっこに「だし」トッピングしたものを肴にした。
普段からビールをグラスに注ぐという習慣がないので、缶から直で飲んだけど、色を確認する意味で今回に限ってはグラスに注ぐべきだったと飲み終わってから思った。
味は若干うすいような、苦みが少しあるような・・・ってよくわからん。
めちゃめちゃまずいとか、明らかに酸っぱいとか、炭酸が抜けているとかはなかった・・・と思う。
そういえばこれは完全にネタで買って、何年も放置されているこんなのもあるんだ、うちには。
買った当初はもっと透明度高かったような気がしなくもない。
これはさすがに飲もうと思わないな。
いや、世界からお酒がなくなって最後の一本がこれなら飲むか。
基本、意地汚いので。
よく見たら、肉体疲労、体力増進に効果があるって書いてある。
そんな効果があるのか。
これは飲んでみるか・・・いや、ちょっと勇気がいるな。
ひとまず保留で。