通勤カバンに入れてある折りたたみ傘。
だいぶ前に知り合いからプレゼントされたものなんだけど気に入っていて、もう長いこと使っている。
多少こわれても、修理して使ってきた。
破損した露先(つゆさき)の部分も交換した。
ダマシダマシ使っていたんだけど、ついに骨が折れてしまった。
ただそれでもダマシダマシ使ってはいた。
これを直すには骨を入れ替えるしかないけど、そんなことができるのかな。
それで同じものを購入しようかと思ったけど、だいぶ前にもらったもので、その人ともだいぶ会っていないので、傘のことだけで連絡はしづらい。
いや、別に不適切な関係というわけではないんだけどね。
この手の傘を作っているメーカーなんて限られているだろと、たぶんtotesかKnirpsではないかと思って探したけど、違うのか廃番になったのか少なくとも現行品に同じようなものは見つからなかった。
だったら似たようなものを買えばいいかと、その傘とほぼ同じ次の条件で探してみた。
①8本骨
②親骨は金属製ではなく、樹脂製でできればカーボン
③親骨の長さが55~60cmくらい
④重さは300g以下
⑤自動開閉ではなく手動
⑥色は真っ黒以外
変な条件はないので、これがいたって普通の折りたたみ傘で、選び放題くらい候補が出てくるものだと思っていた。
だがしかし、予想に反してこの条件すべてに合致する傘は意外となかった。
最近は自動開閉タイプが多いようで、自動開閉だと重量が増すので、結局300g以下という条件も満たせなくなってしまうんだよね。
さらに調べてみると、折りたたみ傘には2段折と3段折というのがあって、2段折というのは骨をポキポキしてたたむらしい。
「ポキポキ」のほうが一般的という情報も見かけたけど、「ポキポキ」って何?
今使っているのがポキポキしない3段折なので、慣れている3段折で探すとさらに選択肢は狭まった。
ほぼ条件を満たすもので選んだのがこれ。
www.water-front.co.jpWater frontのSTRONG8という商品。
「Water front」というメーカーは、わたしのイメージではホームセンターなどの量販店でよく見かける可も不可もないメーカーという印象。
価格的にも激安ではないけど、比較的安価という感じ。
すべての条件を満たした上で、②の可能であればということで書いた「カーボン製の親骨」というのは調べた限りでは見つからなかった。
この選んだ傘の親骨はポリカーボネートとグラスファイバーの組み合わせらしい。
ポリカーボネートという材質は、ポリカなどとも略され、衝撃強度に優れていて、自動車のヘッドライトカバーなどにも使われている素材である。
できればカーボンがよかった理由は、釣り竿の材質ではグラスファイバーよりカーボンのほうが一般的に優れているとされるから。
釣りの対象魚や竿のしなり方の好みにより、あえてグラスファイバー製やグラスファイバーとカーボンの配合材質を採用しているものもあるけどね。
ちなみにポリカ製の釣り竿というのはたぶん存在しない。
最終的にこの傘にした理由は、上で書いた「可も不可もないというイメージのあるメーカー」であることと、そのメーカーの2024年新製品ということなので、いたって普通の製品だと思ったから。
折りたたみ傘なんて奇をてらった製品ではなく、普通に使うことができるというのが一番大事だからね。
条件に合っていてもamazonなんかでちょっと怪しい感じの店舗は当然やめておいた。
骨の数は希望通り8本。
風には強そうだ。
色はダークブルーにした。
黒は最初から選択肢から外していたけど、黒とダークブルー以外はおっさんにはちょっと明るすぎる色しかなかったので、無難なダークブルーを選んだ。
これまで使っていたものと今回買ったものをちょっと比較してみる。
サイズ的にはほぼ同じ。
ちょっと重いように感じたので測ってみたら、20gほど重かったけど、実際わたしのような雑で適当な人間がわずか20gの違いを判別できるとは思えない。
これまでの傘への愛着というバイアスもあって、軽く感じたという気もする。
とにかく300g以下なので希望の範囲内。
すでに何回か雨の日に使ったけど、布が若干安っぽいような気がする以外の不満は特にない。
希望通りいたって普通に使うことができたと思う。
Water frontは楽天市場内にも出店しているけど、わたしが購入したときは、上の店舗が送料やポイント込みでは一番お得だった。
今はどうなのかわからないけどね。
今更ながら考えてみると、定価に送料がかかるので、もしかしたら、通販ではなく実店舗で買ったほうがよかったかも。