ながしながされ

ナガ氏が、釣り、自転車、料理、アウトドアグッズなどを紹介したりしなかったり

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得意だと思って油断した話

「油断」の語源についてどこかで聞いたことがあったけど、改めて検索してみたら、思っていたのとは違う説があった。
ネット検索でヒットした「語源由来辞典」というところの記述から抜粋すると
①「王が臣下に油を持たせて、一滴でもこぼしたら命を断つと命じた」という話から、「油断」の語が生まれたとする説
②「ゆったり」「のんびり」という意味の古語「寛に(ゆたに)」が、音変化して「ゆだん」になったとする説
③行灯などの油の準備を怠ったため夜中に油が切れ、敵に襲われ命を落とすことから「油断」になったとする説
わたしが思っていた語源は③だったのだけど、これは後世の俗説とのことで、有力なのは①と②ということらしい。
どうやらわたしは後世の俗説をずっと語源と思っていたらしい。
そもそも②とか知らないし。
他人に話さなくてよかった。

「油断」の語源というコムズカシイ話をわたしの備忘録として書いたけど、今回はハンバーグの話。

得意料理が何か聞かれたら、わたしはハンバーグと答えることが多い。
今の仕事は国内の顧客が相手で社内に外国の方もいないので、日本人相手に日本語を話せばいいのだけど、過去に一度だけ日本語が話せないアメリカ人を接待するということがあった。
わたしの趣味は料理みたいな話をしたら、英語でなんと聞かれたのかは覚えていないけど、得意料理は何かみたいなことを聞かれた。
そこで「ハンバーグ」と答えたのだけど、そのアメリカ人はちょっと怪訝(けげん)そうな表情を浮かべた。
そこで気づいたのだけど、アメリカ人が思うハンバーグってマクドナルドのハンバーガーのようなファストフードや、オッサンがBBQで焼く程度でできるものというイメージで、あまり手の込んだ料理とは思わないのではないかということ。
それ以降、日本人にはハンバーグと答えるけど、外国の方には何と答えようか迷っている。
ちなみにそれ以降、海外の人に得意料理を聞かれたことは無いけどね。
まぁサシミ、テンプラとでも答えればいいか。
いやだから海外の人にはそのとき以来一回も得意料理を聞かれたことは無いんだけどね。

それで「油断」と「得意」と「ハンバーグ」を強引に結びつけたところで、本題の話。
先日わたしが得意とする煮込みハンバーグを作ったのだけど、この味がイマイチだった。
一口食べた瞬間にイマイチだと感じた理由はわかった。
ハンバーグの種に味付けするのを忘れたのである。
種の味付けに絶対に必要なのは塩で、あとは入れなくてもどうにかなるけど、そのときの気分でコショウ、ナツメグなどの目についた調味料を適当に加えている。
しかし、今回はコショウやナツメグも入れ忘れたけど、絶対に入れなければいけない塩を入れ忘れるという致命的なミスをおかした。
これまでに何十回と作っていて、誰かが来たときに出しても評判がいいものだっただけに、完全に油断した。
仕方ないので煮込みハンバーグのソースに浸しながらハンバーグを食べるもののハンバーグ自体に全く塩味がないため、食べられないほどまずいわけではないけど、味に統一感がなくイマイチ。

ちなみにわたしがハンバーグをつくるときは、ほぼ煮込みハンバーグである。
なぜ煮込みハンバーグにするのかは単純で、ひき肉が生焼けになる可能性がないからである。

ちなみに翌日のお昼の分も作っておいた。
それが下の写真。
とろけるチーズトッピングなんだけど、チーズの上にソースをかけてしまったもんだから、ちょっとわかりづらい。

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写真が下手で盛り付けもうまくないとはいえ、実物のハンバーグ自体の見た目は悪くないんだよな、味はイマイチだけど、と思って食べてみると、前日の夜食べたときより少しおいしくなっていた。
おそらく一晩冷蔵庫で冷やしたので、煮込みソースの味がハンバーグにしみ込んで、ハンバーグ自体に塩味がついたからだと思う。
とはいえ、煮込みハンバーグは煮込みすぎるとひき肉の油がソースのほうに溶けだしてしまい、パサついた感じになってしまう。
今回お昼に食べた分はそこまでパサついてはいなかったものの、やはり一番おいしく煮込みハンバーグを食べるにはきちんとした味付けで、適度に煮込んだものを完成直後に食べることなんだと思う。
「きちんとした味付け」と書いたもののきちんとした分量を書いたようなレシピは無く、煮込みソースは味見しながらかなり適当に作るんだけど、ソースは後からでも多少は味の調整ができるもののハンバーグの種の味付けはあとからリカバリーができないので、そこは重要だということが今回改めてよくわかった。

 

わたしはこのコストコでミル付きで売っているピンクの岩塩を使っている。
味とかよくわからないけど、ミルで挽いている動作がなんとなく料理をやっている気分になるから。
なんかミネラル分っていうのかな、水に溶けないかたまりが以前より多くなったような気がするけど気のせいかな?
パスタをゆでるときにミルで挽かないでキャップを外してジャッと適当に鍋に入れて湯を沸かすと、お湯に溶けないかたまりが結構あって、気づかないとパスタを食べたときにガリってして、歯が欠けたかと思う。
amazonだとコストコ商品テンバイヤーが売っていて1300円。
コストコだと700円しなかったような気がする。