ながしながされ

ナガ氏が、釣り、自転車、料理、アウトドアグッズなどを紹介したりしなかったり

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実は仏教の言葉らしいという話(前編)

宗教で使われる言葉、特定の狭い業界で使われている専門用語、性的マイノリティーが使っている言葉など、もともとは大多数の人には触れることない世界で使われていた言葉が、いつの間にか広まって普通に使われていることって結構あると思う。

結構あるとは書いたものの適当な言葉がスッと浮かばないのがアラフィフのオッサン。
かろうじて思いついたのが「てんぱる」と「イケメン」のふたつ。

「てんぱる」は、いっぱいいっぱいであたふたしているような状態を指す言葉として使われていることが多いと思うけど、もともとは麻雀用語の「聴牌(てんぱい)」が由来の言葉で、本来の意味はちょっと違うんじゃないかと思う。
麻雀で「聴牌」というのはもう一手で和了る(あがる)ことができる状態になったことをいい、「てんぱる」「てんぱった」というのは「聴牌になる」「聴牌になった」ときに使う言葉である。
なので、どちらかというとあたふたして落ち着かないというよりも、もう和了る準備が整って余裕のあるのが「てんぱった」ときの本来の気持である。
実際に「聴牌たばこ」という言葉もあるように、聴牌になったときに落ち着いてたばこに火をつけて一服しはじめる人もいたりする。
とはいえもう一手で和了る状態になったことで急にそわそわし始める人もいたりするわけで、そういう状態もあることから、「てんぱった」があたふたして落ち着かない様子を表すようなったのかなと思っている。

そういえば、最近はホントにログインするだけで、イベントをクリアすることもなく、強いモンスターを退治することもしていないドラクエウォークなんだけど、少し前から「カジノ」というコンテンツが新たに加わった。
その「カジノ」はカジノではありがちなスロットマシンをすることはできるんだけど、カジノとはちょっと結びつきづらい「麻雀」もなぜかすることができる。
「え、なんで今どき麻雀なの?」とは思ったものの、学生のころ、時間があるときに面子(メンツ)さえそろえば麻雀をやっていた世代(いや世代というと語弊があるか)なので、個人的には大歓迎で、結構楽しんで遊んでいる。
あ、面子(メンツ)ってのも麻雀用語だな、たぶん。

「イケメン」については諸説あるのだろうけど、友人曰く、もともとはゲイの人たちが使っていた言葉で、「あのメンズはイケる」みたいなことをその界隈の人が使い始めて、そこから広まったとなぜかこの手の話になると力説してくる。
Wikipediaにも「1990年代中頃からゲイ雑誌などの男性同性愛コミュニティでは、同性愛者に人気のある男性のことを「魅力的な」を意味する俗語「イケる」「イケてる」と「男性向けの」を意味する英語「メンズ」とを組み合わせて「イケるメンズ」「イケてるメンズ」などと呼んでいた」と書いてあるので、まぁそうなんだろうと思う。

それで、相変わらず長々と本文と関係ない話を書いたけど、今回取り上げるのは「外道」という言葉。
「外道」というと、マンガで恋人を人質に取られた主人公が敵役に向かって「この腐れ外道がっ!」などというのが定番ではあるけど、実際は仏教用語らしく、Wikipediaによると「外道(げどう、サンスクリット語: tīrthika、パーリ語: titthiya)とは、仏教用語で、悟りを得る内道(ないどう)に対する言葉である。経典によっては「異道・邪道」などとも呼ばれる。転じて、一般に道に外れた人全般も意味する。」ということである。

そんな日常的に口に出して使うことなどほとんどない「外道」という言葉を日常的に使う人たちがいる。
それはわたしも含めた釣り人である。
別にマナーの悪い釣り人に対して、「あいつらマナーを知らない外道だな」などと使うのではない。
いやまぁ投げ釣り禁止と書いてある看板の前で本格的な投げ釣り用の竿で思いっきり振りかぶって投げ釣りしているクソジジイとか、釣りで出たごみの持ち帰りをしないで見えづらいところにそっと捨てて帰るクソ親子とかはある意味外道ではあるけどね。
それで釣り人が言う「外道」というのは狙っている対象魚以外に釣れた魚を指す言葉である。

(※釣れていないから)記事にはしていないのだけど、ご近所釣行には結構頻繁に行っている。
この時期のわたしが狙っているのはハゼである。
昨年も釣れなかったことを書いているけど、今年も状況は良くない。

nagask-441.hatenablog.com単にわたしが釣り下手というのもあるんだけどさ。
まぁとにかく型が小さいんだよね、わたしに釣れるのは。
それで当然というかかろうじてハゼも釣るんだけど、今シーズンそれ以外に釣れたのはこんな魚たち。

外道1「ヒイラギ」

こいつは口がびよ~んと伸びるのと、バケツの中に入れておくとその水がヌルヌルになることが特徴。
口が伸びて海底の泥の中からエサをついばむように食べるようで、ハゼとは生息域が重なるのかたまに釣れる外道である。
見た目はちょっとおいしそうで、実際に食べている地域もあるみたいだけど、以前一度食べたことがあって、そんなにおいしくなかった記憶があるので、わたしはあまり食べようとは思わない。
上の写真の魚はあきらかにサイズが小さいので、そもそも食べようと思う大きさではない完全にリリースサイズなんだけどね。

本文と関係ない話が長くなり過ぎたので、ここでひとまず終わりにして、後編に続ける。